【完全ガイド】ドリフト「蚊車」のホイール度数(オフセット)の選び方 誰でもできる計算式で解説
はじめに、なぜホイール度数(オフセット)が重要なのか?
どのサイズのドリフトRC(いわゆる蚊車/ミニッツサイズ RC ドリフト)でも、ホイールの度数(オフセット)選びが非常に重要です。見た目と走行性能を大きく左右する要素の一つです。
適切な度数を選ぶことで:
- ボディに対してツライチ(面一)に仕上げられる
- 走行時の安定性が向上する
- タイヤやホイールのボディ干渉を防げる
- 見た目のスケール感が良くなる
この記事では、ARK EDGE AE24X pro 1/24 を例に挙げながら、どのような車架・車壳にも応用できるホイールオフセットの決定方法をわかりやすく解説します。
*計算例として:ARK EDGE AE24X Pro 1/24 ドリフトシャーシを使用しますが、
方法自体は GL Racing/PN Racing/Kyosho ミニッツ/MAZZEL/Dplus など、すべての蚊車に適用可能です。
ホイールオフセット(度数)とは?
RCドリフトにおける「ホイールオフセット(度数)」とは、
ホイールの取り付け面(ハブ接触面)が、ホイールの中心線に対してどれだけ内側または外側にあるかを示す数値のことを指します。
1/24サイズのドリフトカーでは、一般的に次のように表現されます。
- 2.5度:取り付け面がより内側→ ホイールが内側に入りやすい
- 3.5度:基準(標準)
- 4.5度:取り付け面がより外側 → ホイールが外に出やすい
簡単に言うと:
オフセット(度数)は「ホイールがボディに対してどれくらい出るか/引っ込むか」を決める数値です。
ステップ①まずは「シャーシ寸法」を知る
👉 【図1:シャーシのホイールカップ間距離の測り方】
まずはシャーシの前後それぞれのホイールカップ(ハブ)間の距離を測定します。
例(ARK EDGE AE24X Pro)
- フロント:67mm
- リア:62mm
📌 重要ポイント
この数値はシャーシごとに異なるため、同じホイールでも適正度数が変わります。



ステップ② ボディの「トレッド(車幅)」を測る
ボディのフェンダー外側間の距離を、前後それぞれ測定します。
例
- フロントトレッド:85mm
- リアトレッド:85mm
📌 注意:
ボディが変われば適正度数も変わる
同じ85mmでも、フェンダー形状で必要オフセットは変動


ステップ③ホイール度数(オフセット)の基本ルール
👉 【3.5度を基準にしたオフセット関係図】

一般的なドリフトホイールでは:
- 3.5度 = 基準(0mm)
- 2.5度 = ホイールが1mm内側へ
- 4.5度 = ホイールが1mm外側へ
🔹 覚え方:
- 数字が小さい(2.5)→ 内に入る
- 数字が大きい(4.5)→ 外に出る
ステップ④計算式でフロントの適正オフセットを計算する
計算例(ARK EDGE AE24X Pro)
フロントカップ間:67mm
フロントトレッド:85mm
85 − 67 = 18mm
18 ÷ 2 = 9mm(片側)
👉 片側スペース = 9mm
使用ホイール:ARRIS フロント N 9.5mm
9.5 − 9 = 0.5mm
👉 結果:3.5度だと 0.5mm 外に出る
推奨セッティング(フロント)
2.5度ホイール + 0.5mmスペーサー
→ ツライチに調整可能
ステップ⑤リアも同じ方法で計算(図解)
- リアカップ間:62mm
- リアトレッド:85mm
85 − 62 = 23mm
23 ÷ 2 = 11.5mm(片側)
使用ホイール:ARRIS リア W 11mm
11 − 11.5 = -0.5mm
👉 3.5度だと 0.5mm 内側に入る
推奨セッティング(リア)
3.5度 + 0.5mmスペーサー
🔹 参考:
4.5度を使うと +0.5mm外に出る
→ ボディによっては干渉の可能性
この方法が「すべての蚊車に使える」
必要なのはたった3つのデータ
- シャーシのホイールカップ間距離(前/後)
- ボディのトレッド(前/後)
- 使用ホイールの幅
これさえあれば、どのシャーシでも同じ手順で選べます。
よくある調整のコツ:
「前はやや内、後ろはやや外」が基本
- フロント:安定重視(少し内側)
- リア:トラクション重視(少し外側)
スペーサーの活用:オフセットだけでは微調整できない場合、薄いスペーサーで調整可能です。
干渉チェック:ハンドルを切った時、バンプ時にタイヤが車壳やサスペンションに当たらないか必ず確認
まとめ
ホイールオフセット選定は、測定 → 計算 → 試装の流れが基本です。
自分のシャーシとボディの寸法を正確に測り、適切なオフセットを選ぶことで、見た目も性能も満足できる蚊車に仕上げることができます。
ARK EDGE AE24X pro のように、前後でホイールカップ幅が異なるシャーシも多いので、それぞれ別々に計算することが大切です。
この記事が蚊車ライフの一助となれば幸いです。
いいスタンスで、かっこよく走らせましょう!